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定番ゴールドカード3券種を比較。三井住友カード ゴールド、JCBゴールド、アメックスゴールド。あなたのライフスタイルに合うゴールドカード選びの参考に。

社会人になって仕事の経験を積み、30歳くらいになってくると、そろそろゴールドカードを持ちたくなってきます。

でも、ゴールドカードには多くの種類があるので、どのゴールドカードに申し込むべきか悩みます。

無難なところでは、三井住友カード ゴールド、JCBゴールド、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(アメックスゴールド)ですね。これら3券種のいずれかを持っておけば、日常的なカードショッピングで困ることはありませんし、優待特典も充実しているので、様々な場面で活躍してくれます。

しかし、3券種すべてのゴールドカードを持つのは、年会費の負担が大きくなりますから、ご自身のライフスタイルに合った1枚に申し込んだ方が良いです。

そこで、ここでは、三井住友カード ゴールド、JCBゴールド、アメックスゴールドの付帯保険や優待特典を比較し、ゴールドカード選びに役立つ情報をお伝えします。

国際ブランドと年会費の比較

まずは、3券種の国際ブランドと年会費を比較しましょう。

国際ブランドと年会費の比較
券種 国際ブランド 年会費(税別)
三井住友 VISA
MasterCard
11,000円
インターネット入会で初年度会費無料。2年目以降は以下のサービス申込みで年会費が割引金額になります。
  • WEB明細書サービス利用で年間6回以上の請求で1,100円割引
  • マイ・ペイすリボに登録し年1回以上リボ払い手数料を支払えば半額
  • 前年度100万円以上利用で20%割引
  • 前年度300万円以上利用で半額
JCB JCB 11,000円
初年度会費無料
スマリボに登録し、年1回以上スマリボでの利用分も含めてショッピング利用すると5,500円割引
AMEX AMEX 31,900円

国際ブランドは、三井住友はVISAとマスターカードから選べます。JCBはJCB、アメックスはアメックスです。

海外ではVISAとマスターカードが使いやすいですが、国内だとどの国際ブランドを選んでも大差ありません。

年会費は、三井住友とJCBが11,000円で、初年度年会費が無料です。アメックスは、31,900円と他の2券種よりも約3倍年会費が高くなっています。

三井住友は、明細をWEB上で確認するWEB明細書を利用し年間6回以上の請求があれば、年会費が1,100円割引になります。また、年間100万円以上のカード利用で20%割引、300万円以上の利用で半額になります。WEB明細書の割引とカード利用額の割引は重複適用されるので、両方を合わせると最高で6,600円の年会費割引が適用されます。マイペイすリボの登録でも年会費が割引されますが、リボ払い手数料の負担を考えるとメリットはないでしょう。

JCBも、カードの支払いを自動的にリボ払いにするスマリボに登録し、年1回以上スマリボも含めたショッピング利用があれば年会費が5,500円割引になります。こちらも、リボ払い手数料の負担を考えると、あまりメリットはありません。

アメックスは、年会費の割引は基本的にありません。

ポイント還元

次に各ゴールドカードのポイントプログラムを見ていきましょう。

3券種のポイント還元率は以下の通りです。

ポイント還元率の比較
券種 ポイント還元
三井住友 200円利用で1ポイント還元
セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドでは200円利用ごとに4ポイント加算
よく利用する店舗をあらかじめ登録しておくとポイント還元率が2倍にアップ(登録の上限は3店舗)
1ポイントは約1円の価値
JCB 1,000円利用で1ポイント還元
  • 年間100万円(税込)以上のショッピング利用で翌年のポイント還元率が1.5倍。
  • MyJチェックに登録すると海外加盟店でのショッピング利用でポイント還元率2倍。
  • Oki Dokiランド参加店でのカード利用でポイント還元率2倍以上。
1ポイントは約5円の価値
AMEX 100円利用でメンバーシップ・リワードを1ポイント還元。
1ポイントは約0.3円の価値。

ポイント還元は、アメックスが100円につき1ポイント貯まるので小額からのポイント獲得が可能です。三井住友も、200円につき1ポイント還元ですから、まずまずポイントを貯めやすくなっています。

JCBは、1,000円ごとに1ポイント還元なので、他の2カードよりポイントが貯まりにくくなっています。

ポイントの価値は、三井住友が1ポイント=約1円、JCBが1ポイント=約5円、アメックスが1ポイント=約0.3円です。なお、ポイント還元率にすると以下の通りです。

  • 三井住友=約0.5%
  • JCB=約0.5%
  • アメックス=約0.3%

ポイント還元率の点では、三井住友とJCBがほぼ同じで、アメックスがやや劣っています。また、三井住友とJCBは、ポイント還元率がアップする加盟店が多いのも特徴的です。

アメックスも、年間3,300円負担してメンバーシップ・リワード・プラスに登録すれば、ポイントの価値が高まりますし、ボーナスポイントプログラムの対象加盟店では還元率が3倍にアップします。

次にボーナスポイントを比較しましょう

ボーナスポイントの比較
券種 ボーナスポイント
三井住友 毎月のカード利用額に応じてボーナスポイントを加算。
  • 5万円以上
    100ポイント
  • 10万円以上
    200ポイント
  • 以降5万円ごと
    200ポイント
JCB 年間のカード利用額に応じてポイント還元率がアップします。
  • ロイヤルα PLUS
    300万円以上:+60%
  • スターα PLUS
    100万円以上:+50%
  • スターβ PLUS
    50万円以上:+20%
  • スターe PLUS
    30万円以上:+10%
AMEX メンバーシップ・リワード・プラスに登録すると、以下の加盟店でポイント還元率が3倍にアップします。
  • ヤフーショッピング
  • ヤフオク!(Yahoo!かんたん決済)
  • ヤフオク!(Yahoo!かんたん決済)
  • PayPayモール
  • iTunes Store
  • App Store
  • JAL公式ウェブサイト
  • HISの公式ウェブサイト
  • アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン
  • Amazon.co.jp

三井住友は、毎月のカード利用額が5万円以上になるとボーナスポイントが加算されます。

JCBは、年間のカード利用額に応じてポイント還元率がアップします。ただし、ポイント還元率がアップするのは翌年度のカード利用額に対してです。

アメックスは、メンバーシップ・リワード・プラスに登録した場合にAmazon.co.jpなどの加盟店で、ポイント還元率が3倍にアップします。

アメックスは、他の2カードよりも早期にボーナスポイントが加算されます。三井住友も1ヶ月単位でのボーナスポイントの加算なので、比較的早期にボーナスポイントを受け取れます。

一方、JCBは、翌年度のポイント還元率がアップする形でボーナスポイントを受け取るので、三井住友やアメックスと比較すると、ボーナスポイントの加算がかなり遅くなります。

なお、三井住友とJCBには、ポイント還元率がアップする加盟店が多数あるので、ボーナスポイント以外にも様々な場面で多くのポイント獲得が可能です。


3券種とも、カード利用で貯まったポイントは、キャッシュバックに利用できたり、他社ポイントやマイルなどに交換できます。

ポイント交換の比較
券種 主な交換先
三井住友
  • キャッシュバック(iDバリュー)
    1ポイント→1円分
  • VJAギフトカード
    5,000ポイント→5,000円
  • nanacoポイント
    500ポイント以上
    1ポイント→0.8ポイント
  • dポイント
    500ポイント以上
    1ポイント→1ポイント
  • 楽天ポイント
    500ポイント以上
    1ポイント→1ポイント
  • Pontaポイント(au)
    500ポイント以上
    1ポイント→1ポイント
  • WAONポイント
    500ポイント以上
    1ポイント→1ポイント
  • Pontaポイント
    500ポイント以上
    1ポイント→0.8ポイント
  • ANAマイル
    500ポイント以上
    5ポイント→3マイル
JCB
  • キャッシュバック
    1ポイント→3円分
  • JCBギフトカード
    1,050ポイント→5,000円
  • nanacoポイント
    500ポイント以上1ポイント単位
    1ポイント→5ポイント
  • dポイント
    200ポイント以上1ポイント単位
    1ポイント→4ポイント
  • 楽天ポイント
    200ポイント以上1ポイント単位
    1ポイント→4ポイント
  • Pontaポイント(au)
    200ポイント以上1ポイント単位
    1ポイント→4ポイント
  • WAONポイント
    200ポイント以上10ポイント単位
    1ポイント→4ポイント
  • Pontaポイント
    1申込につき250ポイント
    1ポイント→4ポイント
  • JALマイル
    500ポイント以上1ポイント単位
    1ポイント→3マイル
  • ANAマイル
    500ポイント以上1ポイント単位
    1ポイント→3マイル
AMEX
  • キャッシュバック
    3,000ポイント以上
    1ポイント→0.3円
  • Amazonギフト券
    3,000ポイント→1,000円分
  • WebMoney
    3,000ポイント→1,000円分
  • 楽天ポイント
    300ポイント→100ポイント
  • Tポイント
    300ポイント→100ポイント
  • ANAマイル
    2,000ポイント→1,000マイル
  • JALマイル
    3,000ポイント→1,000マイル
  • スカイマイル
    2,000ポイント→1,000マイル
  • アジアマイル
    2,000ポイント→1,000マイル
  • Marriott Bonvoy
    2,000ポイント→990ポイント
  • ヒルトン・ワールドワイド ヒルトンHオナーズ
    2,000ポイント→1,250ポイント

ポイントをキャッシュバックに利用する場合、三井住友は1ポイントを1円、JCBは1ポイントを3円、アメックスは1ポイントを0.3円のレートが適用されます。これをカード利用額1,000円に対するキャッシュバック額で比較すると以下のようになります。

  • 三井住友=5円
  • JCB=3円
  • アメックス=3円

上記のようにキャッシュバックの場合、交換レートは三井住友が最も有利です。

キャッシュバックに必要なポイント数は、三井住友とJCBは1ポイントですが、アメックスは3,000ポイントからなので、ポイントをキャッシュバックに使いやすいのは三井住友とJCBです。

したがって、ポイントをキャッシュバックに利用するなら三井住友が有利と言えます。


他社ポイントへ移行する場合、移行先のポイントによって交換レートが異なりますが、1,000円のカード利用に対して概ね以下の交換レートになります。

  • 三井住友=5ポイント
  • JCB=4ポイント
  • アメックス=3.3ポイント

他社ポイントに移行する場合も、三井住友が有利です。


ポイントをマイルに交換する場合についても、1,000円のカード利用に対する概ねの交換レートを記すと以下の通りです。

  • 三井住友=3マイル
  • JCB=3マイル
  • アメックス=5マイル

三井住友とJCBは、ほぼ同じ条件です。アメックスは、他の2カードよりもマイルとの交換レートが優遇されています。したがって、マイルを貯めている方はアメックスに申し込むのがおすすめです。


なお、アメックスは、年間3,300円を負担してメンバーシップ・リワード・プラスに登録すれば、キャッシュバック、他社ポイントやマイルとの交換レートがアップします。

キャッシュバックは1ポイントが0.5円~1円にアップ、他社ポイントへの移行は1.5倍に交換レートがアップ、マイルへの移行は1.2~2.0倍に交換レートがアップします。

アメックスの利用で多くのポイントが貯まった場合には、メンバーシップ・リワード・プラスに登録して、ポイントをより有利な条件で使いたいですね。


ポイントの有効期限についても確認しておきましょう。

ポイント有効期限の比較
券種 有効期限
三井住友 ポイント獲得月から3年間
JCB ポイント獲得月から3年間
AMEX 入会日より3年が経過した時点で、第1プログラム年度に獲得したポイントが失効します(最長3年)。
一度でもポイントをアイテムと交換した場合には無期限になります。

三井住友とJCBは、ポイント獲得月から3年で失効します。

アメックスは、入会日から3年経過した時点で第1プログラム年度に獲得したポイントが失効となるので、有効期限は最長3年です。

したがって、ポイント有効期限は、3券種で大差ありません。

しかし、アメックスは、一度でもポイントを他社ポイントやマイルなどと交換した場合には有効期限が無期限になります。入会キャンペーンが実施されている場合にアメックスに申し込めば、多くのポイントを獲得でき、早期にポイントをアイテムと交換しやすくなるので、有効期限を無期限にしやすいですね。

付帯保険

次に各ゴールドカードに付帯している保険を比較していきましょう。

まずは、ショッピング補償から見ていきます。

ショッピング補償の比較
券種 補償内容
三井住友
  • 国内・海外利用
  • 200日間の補償
  • 年間最高300万円
  • 自己負担額3千円
JCB
  • 国内・海外利用
  • 90日間の補償
  • 年間最高500万円
  • 自己負担額3千円
AMEX
  • 国内・海外利用
  • 90日間の補償
  • 年間最高500万円
  • 自己負担額1万円

3券種とも、国内でも海外でもカードショッピングで購入した商品が損害を受けた場合に補償されます。

補償期間は、三井住友が200日、JCBとアメックスが90日です。

自己負担額は、三井住友とJCBが3千円、アメックスが1万円です。

最高補償額は、三井住友が300万円、JCBとアメックスが500万円です。

全体的には、三井住友が補償期間が長く、自己負担額が少ないので、3券種の中では最も利便性が高いと言えます。

JCBとアメックスは最高補償額が500万円なので、高額な買い物が多い場合にメリットがあります。ただ、年間500万円もカードショッピングをすることは稀ですから、三井住友の300万円の補償で十分でしょう。


次に海外旅行傷害保険を比較します。

海外旅行傷害保険の比較
券種 補償内容
三井住友
  • 適用条件
    自動付帯、一部利用付帯。
  • 傷害死亡・後遺障害
    最高5,000万円(自動付帯1,000万円、利用付帯4,000万円)
  • 傷害治療費用
    300万円(1事故の限度額)
  • 疾病治療費用
    300万円(1疾病の限度額)
  • 賠償責任
    5,000万円(1事故の限度額)
  • 携行品損害
    50万円(1事故3,000円の自己負担)
  • 救援者費用
    500万円限度
  • 家族特約あり
JCB
  • 自動付帯、一部利用付帯。
  • 傷害死亡・後遺障害
    最高1億円(自動付帯5,000万円、利用付帯5,000万円)
  • 傷害治療費用
    300万円(1事故の限度額)
  • 疾病治療費用
    300万円(1疾病の限度額)
  • 賠償責任
    1億円(1事故の限度額)
  • 携行品損害
    50万円(1事故3,000円の自己負担)
  • 救援者費用
    400万円限度
  • 家族特約あり
AMEX
  • 適用条件
    利用付帯。
  • 傷害死亡・後遺障害
    最高1億円
  • 傷害治療費用
    最高300万円(1事故の限度額)
  • 疾病治療費用
    最高300万円(1事故の限度額)
  • 賠償責任
    4,000万円(1事故の限度額)
  • 携行品損害
    50万円(1事故3,000円の自己負担)
  • 救援者費用
    最高400万円(1事故の限度額)
  • 家族特約あり

三井住友とJCBは、持っているだけで適用される自動付帯ですが、傷害死亡・後遺障害の補償については、一部利用付帯です。アメックスは、2021年7月から、利用付帯に変更になっています。

JCBとアメックスは、傷害死亡・後遺障害の最高補償額が1億円ですが、三井住友は5千万円です。

その他の補償は、3券種ともほぼ同程度ですが、JCBの賠償責任の最高補償額1億円は他の2券種と比較すると突出しています。

なお、3券種とも、海外旅行傷害保険には家族特約が付いています。


国内旅行傷害保険も確認しておきましょう。

国内旅行傷害保険の比較
券種 補償内容
三井住友
  • 適用条件
    自動付帯、一部利用付帯。
  • 傷害死亡・後遺障害
    最高5,000万円(自動付帯1,000万円、利用付帯4,000万円)
  • 入院保険金日額
    5,000円
  • 通院保険金日額
    2,000円
  • 手術保険金
    最高20万円
JCB
  • 適用条件
    自動付帯
  • 傷害死亡・後遺障害
    最高5,000万円
  • 入院保険金日額
    5,000円
  • 通院保険金日額
    2,000円
  • 手術保険金
    最高20万円
AMEX
  • 適用条件
    利用付帯
  • 傷害死亡・後遺障害
    最高5,000万円
  • 家族特約あり

国内旅行傷害保険は、三井住友とJCBが自動付帯、アメックスが利用付帯です。

傷害死亡・後遺障害の最高補償額は3券種とも5千万円で同じですが、アメックスには、入院保険金、通院保険金、手術保険金がありません。

家族特約は、アメックスには付いています。

国内旅行傷害保険は、傷害死亡・後遺障害以外の補償が付いている三井住友とJCBが、アメックスよりも優れていますね。


海外航空機遅延保険は、JCBとアメックスには付帯していますが、三井住友には付帯していません。

海外航空機遅延保険の比較
券種 補償内容
三井住友 なし
JCB
  • 乗継遅延費用
    最高2万円
  • 出航遅延費用等
    最高2万円
  • 寄託手荷物遅延費用
    最高2万円
  • 寄託手荷物紛失費用
    最高4万円
AMEX

JCBもアメックスも、海外航空機遅延保険の補償額は同じです。


国内航空機遅延保険は、JCBのみに付帯しています。

国内航空機遅延保険の比較
券種 補償内容
三井住友 なし
JCB
  • 乗継遅延費用
    最高2万円
  • 出航遅延費用等
    最高2万円
  • 寄託手荷物遅延費用
    最高2万円
  • 寄託手荷物紛失費用
    最高4万円
AMEX なし

アメックスゴールドには、他の2券種にはない以下の保険が付帯しています。

アメックスゴールドだけの補償
リターン・プロテクション 未使用かつ故障・損傷なく正常に機能する商品を購入店に返品しようとした際、購入店が返品を拒否した場合に限り、購入日から90日以内であれば購入金額の返却を受けられます。
1商品につき最高3万円。
年間最高15万円。
要商品返却。
キャンセル・プロテクション 突然の病気や怪我、急な出張などを理由に予約していた旅行をキャンセルしたり、チケットを購入済みのコンサートに行けなくなった場合、キャンセル費用などの損害を補償。
同行予定だった配偶者の分も補償されます。
年間最高補償額は10万円(キャンセル事由により補償額は変わります)。
自己負担額は1,000円又はキャンセル費用の10%相当額。
オンライン・プロテクション インターネット上での不正使用による損害を全額補償。
スマートフォン・プロテクション 所有しているスマートフォンが破損した場合、修理代金を最大5万円まで補償。
購入後2年以内の本保険の対象となるスマートフォンであれば、 保険期間中(1年間)、通算して支払限度額(5万円)を限度として請求できます。
免責金額:1事故につき1万円
カード緊急
再発行
万一カードの紛失、盗難に遭った場合でも、カード会社に連絡すれば新しいカードが無料で再発行されます。

何らかの理由で商品を返品せざるを得ない場合で、販売店に返品を拒否された場合には、リターン・プロテクションによって1商品につき最高3万円まで補償されます。

キャンセル・プロテクションは、病気、怪我、急な出張でキャンセルしなければならなくなった旅行などの費用を補償してもらえます。

スマートフォン・プロテクションは、購入から2年以内のスマホが破損した場合、最大5万円まで修理費用を補償してくれます。注意していても、偶然の事故で、スマホを壊してしまうことはあるものですから、スマートフォン・プロテクションが付帯していると安心ですね。

また、カードが不正使用された場合でも、オンライン・プロテクションによって損害が補償されます。

なお、三井住友とJCBも、盗難や紛失により不正利用された場合には損害が補償されます。

ただし、不正利用による損害は必ず補償されるわけではないので、クレジットカードの保管には十分に気を配るようにしましょう。


保険は、旅行関係についてはJCBが充実していますが、保険の種類の多さではアメックスが上です。

三井住友は、ショッピング補償が他の2券種よりも優秀ですから、高額な商品をクレジットカードで購入する方だと安心して使えますね。

優待特典の比較

3券種とも、数あるゴールドカードの中でも、優待特典が充実しています。

特に旅行関連の優待特典が多く用意されているので、まずは、旅行関連のサービスから確認していきましょう。

旅行関連サービスの比較
券種 サービス内容
三井住友
  • 国内空港ラウンジサービス
  • HDLT発行サービス
  • 高級旅館・ホテル宿泊予約プラン
JCB
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 海外空港ラウンジサービス
  • 手荷物無料宅配券サービス
  • ハーツレンタカーサービス
  • 国内宿泊オンライン予約
  • 海外ホテルオンライン予約
  • JCBゴールド グルメ優待サービス
  • JCBゴールド ゴルフサービス
  • JCB GOLD Service Club Off
  • 京爛漫
AMEX
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 海外空港ラウンジサービス
  • 京都特別観光ラウンジ
  • 手荷物無料宅配サービス
  • 大型手荷物宅配優待特典
  • エアポート送迎サービス
  • 空港パーキング
  • 無料ポーターサービス
  • 空港クローク サービス
  • アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン
  • H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク
  • 海外旅行先での日本語サポート
  • 海外用レンタル携帯電話
  • レンタカーの国内利用
  • ゴールド・ダイニング by 招待日和
  • Taste from American Express Invites レストラン優待

3券種とも、ゴールドカードの定番サービスである国内空港ラウンジサービスが付いています。また、JCBにはラウンジ・キー、アメックスにはプライオリティ・パスへの登録といったサービスも付帯されているので、海外空港ラウンジを有料で利用可能です。

宿泊予約やツアー予約の優待も受けられます。

三井住友は、Reluxの国内宿泊予約優待が付いています。

JCBは、JCBトラベルの優待を利用でき、国内宿泊予約、海外ホテル予約、国内外のパッケージツアーの申し込みで、より多くのポイントが貯まります。

アメックスも、アメリカン・エキスプレス・トラベルオンラインなどを利用すれば、宿泊料金やツアー料金がお得になります。さらに空港関連のサービスが、アメックスは充実しており、手荷物無料宅配サービス、大型手荷物宅配優待特典、エアポート送迎サービス、無料ポーターサービス、空港クロークサービスといった特典を利用可能です。

旅行関係の優待特典は、アメックスが最も充実しています。次いで、JCBですね。国内外問わず、旅行に出かけることが多い方は、アメックスかJCBを選ぶのがおすすめです。


その他の優待特典も比較しておきましょう。

その他の優待特典の比較
券種 サービス内容
三井住友
  • ゴールドデスク
  • ドクターコール24
JCB
  • 会員専用デスク
  • 健康サービス
  • JCB暮らしのお金相談ダイヤル
  • ゴールドフラワーサービス
  • 会員情報誌「JCB THE PREMIUM」
  • JCBのチケットサービス
AMEX
  • ゴールド・ ワインクラブ
  • GOLDEN MOMENTS
  • コットンクラブ
  • 新国立劇場
  • メンバーシップ・プレビュー
  • スターバックス特典
  • カード会員向けイベント
  • チケット・アクセス

三井住友とJCBには、健康に関する電話相談ができるサービスが付いています。自身の健康を意識し始める年代に差し掛かると、こういったサービスがありがたく感じます。

JCBは、他に暮らしのお金に関する相談ができたり、お花を指定先に届けてもらえるゴールドフラワーサービスが用意されています。日常生活の中で、急に困ったとことが発生した際の解決の手助けとなるので、心強い優待特典です。

アメックスは、ゴールドワインクラブや特別な体験ができるGOLDEN MOMENTといった非日常を楽しめる優待特典が豊富です。エンターテインメントに関するサービスが充実しているのもアメックスの特徴で、満足のゆく余暇を過ごしたい方なら、持っておきたいゴールドカードですね。

追加カード

3券種とも、本会員のカード以外に家族カードとETCカードを追加できます。

追加カードの比較
券種 追加カード
三井住友
  • 家族カード
    年会費:1名につき1,100円。1人目は初年度会費無料。2年目以降は前年に3回以上のカード利用があれば無料。
  • ETCカード
    年会費:初年度無料。2年目以降は一度もETCカードの利用がなかった場合に550円。
  • JR東海エクスプレス予約サービス
    年会費:1,100円
JCB
  • 家族カード
    年会費:1名につき1,100円。1人目は無料。本人カードが無料の場合、家族カードも無料。
  • ETCカード
    年会費:無料
  • JR東海エクスプレス予約サービス
    年会費:1,100円
AMEX
  • 家族カード
    年会費:13,200円。1人目は無料。
  • ETCカード
    新規発行手数料:935円
    年会費:無料
  • JR東海エクスプレス予約サービス
    年会費:1,100円

家族カードは、三井住友とJCBが年会費1,100円で、アメックスが年会費13,200円です。

アメックスの家族カードは年会費が高額ですが、1枚目は無料ですから2枚以上の家族カードを発行する場合に年会費がかかります。

JCBも1枚目は年会費無料です。

三井住友は、1枚目は初年度年会費無料で、2年目以降に1,100円の年会費が必要です。でも、年間3回以上のカード利用があれば翌年度の年会費は無料となります。


3券種ともETCカードを作れますが、JCBが発行手数料も年会費も無料なのでお得です。

また、3券種ともJR東海エクスプレス予約サービスに申し込むことができます。

まとめ

これからゴールドカードに申し込もうと思っている方は、現在お持ちのクレジットカードとは異なる国際ブランドを選ぶのが無難です。ただ、国際ブランドだけで選ぶと、自身のライフスタイルに合わないゴールドカードを持つことになる場合がありますから、優待特典や付帯保険がライフスタイルに合うゴールドカードを選ぶべきです。

三井住友カード ゴールドとJCBゴールドは、年会費が11,000円で、サービス内容も似ています。ただ、JCBゴールドの方が旅行関係の付帯保険や優待特典が充実していますので、旅行を重視するならJCBゴールドを選ぶ方が良いでしょう。なお、JCBゴールドは、ディズニーのカードフェイスを選ぶこともできます。


三井住友カード ゴールドは、ショッピング補償が200日間と長いので、高額な商品を買うときに安心感を得たい方におすすめです。3券種の中では、多くのポイントを獲得しやすく、ポイントをキャッシュバックにも利用しやすいメリットがあります。


アメックスゴールドは、年会費が他の2券種よりも高額なので、優待特典がとても充実しています。特に旅行関係のサービスが群を抜いて優れているので、プライベートでも仕事でも旅行に出かける頻度が高い方は、アメックスゴールドを持っておきたいですね。