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新社会人が1枚目に持つべきおすすめのクレジットカード

ここまで社会人になって初めてクレジットカードを申込む際の注意点を述べてきました。今までの注意点を考慮すると、新社会人の方が1枚目に持つべきクレジットカードの選択肢は、それほど多くはありません。

初めて申込むクレジットカードの要件

初めてクレジットカードを申込む場合、たくさんの条件を盛り込んでしまいがちです。しかし、あれもこれもと1枚のクレジットカードに多くのメリットを求めすぎると、本当に大切なサービスを見落としてしまう危険があります。

そのため、最初のクレジットカードの申込みの際は、以下の要件を満たしているクレジットカードを選ぶのが無難です。


  • 国際ブランドは利用できるお店が多いVISAかJCB
  • 上位カードに切り替え可能なプロパーカード
  • 保険などの付帯サービスが充実している

これらの要件を満たしているクレジットカードであれば、まず大きな失敗をすることはありません。反対に言うと、これらの要件を満たしていないクレジットカードの場合は、他に多くの特典が用意されていても、将来的に生活環境の変化などを理由に使い勝手が悪くなる可能性があります。

加盟店数が多い国際ブランド

世界中で加盟店が多いクレジットカードの国際ブランドはVISAです。また、海外では加盟店数が多くありませんが、国内に多くの加盟店を持っているのがJCBです。

この2つの国際ブランドであれば、まず日常的な買い物で困ることはありません。多くのカード会社が発行するクレジットカードもVISAかJCBです。

上位カードにグレードアップ

クレジットカードの中には、使い続けているうちに一般カードからゴールドカードへとグレードアップするものがあります。

提携カードの場合は一般カードのみしか発行していないことがありますが、プロパーカードであればゴールドカードやプラチナカードも発行しています。

プロパーカードの場合、一般カードを使い続けているうちにゴールドカードへのインビテーション(招待状)が届くこともありますから、将来的にグレードの高いクレジットカードを持つことができます。

ライフステージの変化に合わせてクレジットカードのグレードも高めていくためには、1枚目に選ぶクレジットカードは提携カードではなくプロパーカードにしておくのがおすすめです。

付帯保険の充実度

クレジットカードが威力を発揮するのは、なんと言っても旅行の時です。

海外旅行に出かける時は空港で保険に加入しておかなければ渡航先でトラブルに巻き込まれた場合に多額の損害を被っても、何らの補償も受けられません。しかし、毎回、海外旅行に出かける時に保険に加入していたら、費用が多くかかってしまいます。

クレジットカードには、旅行傷害保険が付帯しているものがあります。このようなクレジットカードを持っておけば、わざわざ空港で保険に加入する手続きは不要となり、費用負担も軽減できます。

旅行傷害保険の他にも、ショッピング補償など各種の保険が付帯しているクレジットカードがありますから、初めて作るクレジットカードは、付帯保険が充実しているかどうかもチェックしておかなければなりません。

重視すべきではない要件

また、新社会人の方は、初めてクレジットカードを申込む際、いろいろな条件を満たしたくなります。しかし、上記の3つの要件と比較すれば、ほとんどがあまり重視すべき事柄ではありません。

特に以下の要件は重視すべきではありません。申込んだクレジットカードがこれらを満たしていたら、ちょっと得した程度に考えてください。


  1. ポイント還元率が高い
  2. 年会費が無料か低額
  3. 特定のお店で割引価格で買い物できる
  4. 新規入会キャンペーン

多くのクレジットカードが、これらを宣伝文句にして新規のカード会員を増やそうとしています。しかし、見方を変えれば、これらしか宣伝材料がないのであれば、そのクレジットカードには大した魅力がないと思うべきです。

ポイント還元率は改悪されることあり

ポイント還元率が高いクレジットカードは、お得な気がします。しかし、入会後にポイント還元率が改悪されることもあり、そうなった場合には一気に魅力のないカードに変わってしまいます。

ポイント高還元のクレジットカードは、使えば使うほどポイントをたくさん貯められます。初めてクレジットカードを持つと、ポイントが増えていくことがとても嬉しく感じますが、しばらく使っていると、持ち始めた時の感動は薄れていきます。

特にポイント還元率の高さを全面的に押し出して宣伝しているクレジットカードの場合、他に便利なサービスが付帯していないことも多いですから、新たにポイント高還元のクレジットカードが登場すると、今使っているクレジットカードで買い物をすると損したような気持ちになり、やがて解約することになります。

年会費無料は保険が付帯していないことも

年会費が無料のクレジットカードも、維持費がかからないので持ちやすいですが、旅行傷害保険が付帯していないことがあります。国内での買い物だけにクレジットカードを使うのなら、旅行傷害保険は必要ありませんが、海外旅行に出かけることまで考慮すると、年会費無料だけでクレジットカードを選ぶのはおすすめできません。

また、カードショッピング後に不可抗力で、購入した商品に損害が発生することもあります。年会費無料のクレジットカードだと、ショッピング補償が付帯していないことがありますから、カードショッピング後の損害は全て自分で負担しなければなりません。

商品は使えなくなったのにカード代金の支払いが残っているのは、非常に悲しいことです。

割引特典はライフスタイルの変化で無意味に

特定のお店で割引されるクレジットカードは、引っ越しなどの理由でそのお店を利用しなくなると無意味な特典になります。

全国にチェーン展開しているお店なら引っ越しをした後も、クレジットカードを使えます。しかし、ある時、そのお店が割引特典の対象外となることがあります。また、カード会社と提携して発行しているクレジットカードの場合だと、ある時、お店がクレジットカードの発行を停止し、現在使っているクレジットカードの有効期限が到来すると使えなくなることもあります。

割引特典は、高額な割引に目が行きがちですが、割引率が低くても多くのお店で割引特典が用意されているクレジットカードの方が利便性が高いです。

新規入会キャンペーンは使いにくい場合あり

新規入会キャンペーンでは、多くのポイントをもらえることがあり、カードを作るだけで得した気分になります。しかし、もらえるポイントは期間限定特典であったり、一定期間にいくら以上のカードショッピングをするとポイントがプレゼントされるということが多いです。

このような入会キャンペーンだと、クレジットカードを取得して短期間に買い物をしなければならないので、結局、余計な買い物をして損をすることもあります。

1枚目に申込みたいクレジットカード

上記を考慮すると、1枚目に申込みたいクレジットカードは、以下のカードに限定されます。

三井住友VISAカード

三井住友VISAカードは、国際ブランドがVISAなので国内外を問わず多くのお店で利用できます。

また、使い続ければゴールドカードへのインビテーション(招待)が届くので、将来的にゴールドカードを持ちたいと考えている新社会人の方にとっても魅力があります。

付帯している保険も比較的充実していますから、年会費を負担する価値が十分にあります。また、年会費は各種条件を満たすことで、割引になったり、場合によっては無料となることもあります。

JCBオリジナルシリーズ

また、国内での利便性を重視するのであれば、JCBオリジナルシリーズを1枚目に選ぶのもありです。JCBは我が国初のクレジットカードの国際ブランドということもあり、国内の加盟店数がトップクラスの多さです。

サービス内容もきめ細かく、使いやすさの面では最上位と言えるでしょう。付帯保険も充実、上位カードへのインビテーションもあるので長く使えるクレジットカードです。ただ、海外の加盟店は少な目なので、海外旅行中は使いにくいというデメリットがあります。

それでも、日常的な買い物であれば、カード決済できるお店でJCBが使えないことは滅多にありませんから、JCBカードが不便に感じることはそうそうありません。

アメリカン・エキスプレス・カード

もう一つの選択肢としては、アメリカン・エキスプレス・カードもあります。国際ブランドはアメックスなので海外で利用できるお店はVISAほどは多くありません。でも、国内であれば、多くのお店でアメックスブランドのクレジットカードを利用できます。

アメックスは、年会費が高額なので1枚目に持つことがためらわれますが、付帯サービスは非常に充実しています。また、歴史のあるカード会社なので長く使えるクレジットカードという点でも安心感があります。


初めてクレジットカードを申込む時、いろいろと悩むでしょうが、最も無難なクレジットカードを選ぶのであれば三井住友VISAカードかJCBオリジナルシリーズがおすすめです。どちらのカード会社にも、若者向けのクレジットカードが用意されていますから、初めて申込む時はそのような初心者用のクレジットカードから始めるのがおすすめです。

若いうちから本物のサービスを経験しておきたい方は、アメックスカードを1枚目に選ぶのもありです。